
「部屋がテレビで見るようなゴミ屋敷になってしまった…。」
「どうやって片付けたらいいの…?」
「実家がゴミ屋敷状態で何とかしたい…!」
あなたもこんな風に悩んでいませんか?
この記事では、ご自宅がゴミ屋敷やゴミ屋敷一歩手前になってしまって悩んでいる方に向けて、ゴミ屋敷の片付け方を紹介します!
自力でゴミ屋敷を片付けたい人、自分の部屋の状況に合わせた1番の対処方法を知りたい人に向けて、片付け方から作業にかかる時間の目安、万が一プロに助けを借りる場合の料金相場や費用を20万近く安く抑える方法までご案内します。
1 【動画付き】自力でゴミ屋敷を片付ける手順6ステップ
まずは1Rのゴミ屋敷をプロが片付ける様子を動画でご紹介します。
- 可燃ごみ、缶、ペットボトル、不燃ごみで分けながら、袋に詰め込んでいきます。
個人が自力でゴミ屋敷を片付ける際に陥る失敗ポイントは、「分別が不十分で処理場に持って行っても引き取ってもらえない」事態に陥ることです。
お住まいの地域の分別に従って、分別しながら袋詰めしましょう。 - 袋詰めしたゴミは、室外に搬出しましょう。
ゴミ屋敷片付けに挫折してしまう人の多くが、「片付けても片付けても終わりが見えない」とモチベーションが下がって途中でやめてしまう傾向にあります。まとめた袋ごみは、処理場に搬入できるようにそのままトラックに積み込んだり、一時的にベランダや屋外に搬出して、片付けるうちに部屋がすっきりし、床が見えるようになっていくのが自分でも実感できるように片付けていきましょう。 - 床が見えてきたら、掃除機を用意しましょう。
床が見えるころに現れる問題点が「虫」と「細かいホコリなどのゴミ」です。ゴミ屋敷にはハエやゴキブリをはじめとした様々な害虫や大量のホコリが発生しています。細かいゴミを掃除機で吸いあげるのと同時に、虫も掃除機で吸ってしまいましょう。殺虫剤も駆使してください。 - ゴミを片付け終わったら家具や家電を動かして裏側を確認しましょう。
ゴミ屋敷化してしまった家の場合、見えない場所にもゴミが侵食してしまっている可能性があります。冷蔵庫やタンスの裏側にもゴミが無いか確認し、見つけたゴミは袋詰め、細かいゴミは掃除機で吸いましょう。 - タオルで床などを水拭き・洗剤拭き・乾拭きしましょう。
長期間ゴミがあった場所は汚れが付着しています。水拭きと洗剤拭きと乾拭きを繰り返して、汚れをしっかり落としましょう。この時、家具や家電なども汚れが付着している可能性が高いので、裏側も踏まえてふき落としの無いようにしましょう。 - 水回りはクリーナー剤とスポンジ、ブラシを使って、擦る→水洗い→洗剤洗い→洗い流し→乾拭きの順で根気よく掃除しましょう。
これで、お片付けは終了です。6畳間1ルームで2名1時間半ほどの作業時間になります。
自力でゴミ屋敷を片付ける時に準備するものごと
ゴミ屋敷の片付けで必要なものは9つです。事前に必ず準備しておくことで、スムーズに片付けられます。
- ゴミ袋1部屋当たり最低40枚
- マスク
- 手袋
- ゴミを積み込むトラックや車
- タオル・雑巾20~30枚
- 各種クリーナー剤
- 掃除機
- 殺虫剤
- 助っ人(最低2名~)
また袋詰めしたゴミを処理場に持ち込むことができるか、お住まいの地区の持ち込み先と持込み時間について確認しておきましょう。お住まいの市区町村役所に電話で「家庭ゴミの持ち込みについて教えて頂きたいのですが」と伝えれば、担当の窓口に電話を回してもらえます。
- 袋詰めした家庭ごみの持ち込みは可能か
- 持ち込むゴミの量に上限はあるか
- 持ち込みの際に必要なものはあるか
- 希望する日時に持ち込みが可能か
- 持ち込み料金と支払い方法はどうなるか
仕事がお休みの日曜日に片付けたのはいいものの、日曜日は持ち込み先施設が閉まっていて、結局部屋がゴミで溢れたまま終わってしまった…というのはよくある失敗例です。しっかり確認しておきましょう。
2 自分の部屋は自力で片付けられるレベル?ゴミ屋敷レベルを確認
ゴミ屋敷レベルの詳細
自力で片付けられるのはレベル2までです。レベル3以上の場合は、プロの力を借りたほうがいいでしょう。
レベル3以上でプロの力を借りた方がいい理由は、「作業が数日間にわたる」「衛生上、作業する事で病気になる可能性がある」「袋詰めしたゴミの量が個人で処理できる範疇を超える」「作業後の清掃も市販のクリーナー剤ではなく特殊な溶剤を用いたハウスクリーニングが必要」となるからです。
レベル2までのゴミ屋敷だったとしても、体調に不安がある人や人手を集めるのが難しい人、掃除のための時間確保が難しい、退去などを前にして急いでいる、過去に片付けを実行したが失敗した経験のある人は、プロに相談することをおススメします。
3 ゴミ屋敷は危険がいっぱい!8つのリスク
ゴミ屋敷を放置すると8つのリスクがあります
- 火災になりやすい(たばこ、ストーブ、蚊取り線香、コンセントのトラッキング火災、放火)
- 悪臭
- 害虫発生、ねずみ発生、カビの発生
- 近隣とのトラブル、賃貸の場合は追い出される可能性あり
- ウイルス・細菌感染、アレルギー発症など病気になる
- 生活レベルの低下、転倒リスク、怪我
- 壁や床や家具が腐り家がダメになる
- 行政代執行で強制措置をとられ高額な費用を急に負担することになる
これは、ゴミ屋敷のレベルを問わず早急にゴミ屋敷を片付けなければいけない、重大なリスクです。
4 プロに依頼するとかかる費用相場と作業時間目安
お部屋の状況別に費用相場と作業時間の目安を紹介しますのでぜひ参考にしてみて下さい。
部屋の状況 | 費用相場 |
---|---|
1R:ごみの量は床一面~ひざ下 | 44,000円前後 ※作業員2名4時間 |
1DK:全部屋にごみがあり、量はひざより上の高さまである | 178,200円前後 ※作業員2名5時間 |
2DK:全部屋にゴミがあり、量はひざより上の高さまである | 247,500円前後 ※作業員3名6時間 |
3DK:全部屋にゴミがあり、量はひざより上の高さまである | 367,400円前後 ※作業員6名6時間 |
一軒家:全部屋にゴミがあり、量はひざより上~天井近くの高さまである | 950,400円前後 ※作業員4名2日間 |
※実際に片付け110番で施工した事例をもとに算出しています。
5 20万も安くなる!プロのゴミ屋敷片付け費用を格安に抑えるコツ
プロに依頼するゴミ屋敷の片付けの費用を格安に抑えるコツをご紹介します。「お金がないから片付けたくても片付けられずにいた…」という方は必見です!
プロに依頼した時に発生する費用の内訳は大きく分けて「ごみ処分費」「人件費及び作業費」です。
格安に抑えるコツは、とにかく自分で作業できる人員を用意する事です。
依頼の際に「費用を少しでも抑えたいので、作業できる人手をこちらで手配します。何人くらい追加可能でしょうか?」と確認してみましょう。
※あまりに人手が多すぎても作業効率が下がり作業時間が伸びて費用が逆に多くかかるので最適人数をプロに確認しましょう。
通常、「作業代=作業員1名1時間5,500円~」「(ゴミ屋敷現場の場合)衛生作業費作業員1名あたり33,000円~」発生します。
仮に5名をプロに用意してもらうと1時間の作業でも「38,500円×5名=192,500円」の人件費がかかりますが、それを自分で手配するだけで約20万も費用を抑えることが可能です。家族や友達の力を借りて、人件費を浮かすことで、格安でのゴミ屋敷片付けを実現しましょう!
まとめ
ゴミ屋敷は自力でも片付けることが可能ですが、レベルによってはプロに任せた方が安全で確実な場合もあります。放置すると8つの危険があり、あなたにも家にも大きなリスクが生じますので、早めに片付けを始めましょう。
費用相場や作業時間目安、プロに依頼した場合に費用を格安に抑えるコツまで紹介しましたので、あなたもあとは行動あるのみ!ゴミ屋敷片付けに早く着手して、ゴミ屋敷がこれ以上酷くなる前に手を打ち、快適な生活を取り戻しましょう。まずはプロに無料で見積もりだけでも取って相談してみるのもいいですね!
この記事があなたの役に立つこと、目の前のゴミ屋敷という悩みの解決に寄与できることを願っています。